パルメショック
概要 †
パルメショックとは、狭義では株主総会後にコロプラの株価がストップ安を記録した現象を指す。現在では2016年4月末のパルメ実装に端を発したとされる売り上げの急激な減少も含む。本稿ではどちらもパルメショックとして扱う。また、便宜的にパルメ実装の4/26~決算発表後の7/28までを「パルメショック期」と呼ぶ。
パルメショックという名前 †
パルメショックという言葉が独り歩きし、「パルメが白猫を壊した」などと言われることがままあるが、それはあまり正確なものではない。
元々この言葉は、決算説明会で白猫不振の原因を問われた馬場社長の「キャラが不出来だったことや、唐突なリリースだったことが不評だった」という発言を揶揄したものである。運営体制やゲームバランスといった改善可能な問題を棚上げし、不振の原因をパルメのみ*1になすりつける姿勢への当てつけであり、株価暴落の原因がパルメだけに帰せられるというわけでは決してない。
圧倒的な「壊れ」パルメ †
パルメが壊した環境 †
パルメ実装直前の4月22日、協力クエストに☆12及び☆13が新たに実装された。旧来の強敵に加え、凶滅マンティコアや羅刹武者などクソ耐性の新たな敵を配置したこれらのクエストは実装当初非常に難易度が高く、参加者各人には敵の耐性とクエスト中の立ち回りに関する知識が必須とされ、かつそれらを持ち合わせた4人が役割分担をしなければクリアできないほどであった。
もちろん大量のマンドラゴラ配置や上記のクソ耐性モンスターに対する批判はあった。しかし、ガチユーザーが四人集まって役割分担をしないとクリアできない難易度は、また一方で、歯ごたえのある協力として当時すでに失われていた「協力して遊んでいる感じ」を得られるとして歓迎する向きもあった。
そこへきて水/斬という☆13特効性能、かつ1/18という低確率でパルメが実装されてしまったために、
という図式が出来上がってしまったのである。
この、いわゆるメルアマ環境*2は2016/11/29にリニューアルされるまで半年以上続くことになる。
パルメ以前の「壊れ」と、その違い †
とは言え、それまでの環境を覆した「壊れ」は何もパルメが初めてではない。国内1億DLという途方もない数からも分かる通り、白猫プロジェクトは強キャラを引いた新規ユーザーがすぐに既存ユーザーと肩を並べられる「リセマラ推奨ゲー」だったからである。「壊れ」が引けなかった場合、リセマラをして新しいアカウントを作った方がいい、という状況は何もパルメ期に始まったことではなかった。
それまでとの違いを挙げるとするならば、
- 最高難易度で既存ユーザーとの力関係をほぼ完全に逆転させてしまったこと
- それぞれの実装時期が近すぎたせいで「特効ガチャ」という印象を強く与えたこと
- 他の追随を全く許さない完全一強状態であったこと
- その一強状態が2ヶ月近く続いたこと
などが考えられる。
なぜショックが起こったか †
逆転現象 †
パルメが実装されるずっと以前から、白猫運営に対しては以下のような不満が挙がっていた。
- 既存キャラの軽視、または使い捨て
- ゲームバランス調整の放棄
当時の白猫にはこれらの不満を吹き飛ばす「勢い」があり、擁護する声の方が大きかった。しかし同時に、そして確実に、不満の声は増えつつあったのである。 この白猫に対する不満を、解消するどころかより助長する圧倒的な「壊れ」であるパルメが実装された。これを契機にユーザーの間で積み重なってきた不満が爆発し、擁護派と否定派が逆転、以降は運営に対する否定的な意見が主流となった。言い換えるならば、それまでのいい加減な運営のツケが回ってきただけなのである。
売り上げ減 †
2015年12月までは順調に売上を拡大していたが、パルメショックの影響か2016年4-6月期に大幅な売上減少となり、それ以降ずっと右肩下がりの状態に陥っている。
パルメショック期の運営のやらかし †
- 5/13 嫌がらせ、ストレス要素満載のバルヘイム(10島)実装
- 6/5 浅井さんが死神の挙動について「どーなってんのこれ」とツイート
- 6/6 花嫁協力イベント難度下方修正、及び入手ルーンの変更
- 6/10 リアルイベント茶熊フェス中止
- 7/12 神気ネム下方修正 二周年ニコ生冒頭で浅井Pが謝罪
- 6~8月の配布ジュエル減少で月2000個を切る
コメント欄 †
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